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2次創作 「誘込 3」

薪さん、死んじゃったらこのブログもおわっちゃいますし.... 続き書いてみました。


薪は夢を見ていた。

ああ、今日は第九の発足日だったな。
鈴木の言うとおりだ。いままでヤブの中だった動機や犯人が、これからは何でも分かるんだよな。
僕たち5人でその使命を負い、新しい歴史を作っていくんだ。
本当にやりがいのある仕事だ。

今日貝沼の脳が届いた。
犯行時期が1年4ヶ月と長期になるため、2名づつ2組に分かれて前半と後半平行して
捜査を開始した。
僕は総括として、2組同時に監督する。
しかし、画を見ることに集中できない。
なぜだ。 僕が原因であるかもしれないからか、躊躇してしまうのか。
でもそれが真実ならば、すべて白日の下に晒すべきことだ。真実を恐れることはないはずだ。
分かっているはずなのに... なぜこんなに恐ろしいのだろうか。
しっかりしろ、真実こそが第九の存在意義であるはずだ。
こんなことで動揺するなんて、しっかり見るんだ! 集中しろ。

捜査開始の翌日、総監への報告中に第九から緊急連絡があった。
1人が仮眠室で拳銃自殺を図り、同僚に付き添われて病院に運ばれた、と。
なぜだ? なぜ自殺など?
報告を中断して駆けつけた病院で、もっと恐ろしいことが待っていた。
運ばれた者の死亡確認直後に付き添いの者が病室の窓から飛び降りたのだ。
たった数時間で2人が死んだ。
なぜ? なぜなんだ? 疑問がリフレーンするばかりで頭が回らない。
冷静になれ、しっかりしろ、考えるんだ。 僕の第九を守らなければ。
貝沼の捜査を始めてからだ。因果関係はわからないが、とにかく捜査は中止しなければ。
モニター室の2人を止めるんだ。 
第九に連絡し、捜査中止を命令した。理由は後で説明するから、貝沼の脳は見るな、と。

急いで戻った第九モニター室には鈴木しかいない。1人は喫煙室に今出て行った所だと?
あれほど1人になるな、といったのに。
喫煙室に駆けつけると... ああ、遅かった。すでに首をつっていた。
命は取り留めたが、脳への血流が絶たれた時間が長く、もはや自発動作は見込めない状態だと
後で診断された。
一人の残った鈴木の状態もおかしい。考え込むような、それでいてこれだけの事実にも無感動に見える。
とにかく一人にはしておけない。
鈴木を実家に送り、くれぐれも1人にしないことを家族に念押しする。

僕が原因なのか? 貝沼も、第九の壊滅状態も。 僕のせいなのか?
なにを考えているんだ。そんなことは今はどうでもいい。一連の自殺の原因を探らなければ。
自分の感情はどうでもいい。恐れも、この胸が張り裂けそうな悲しみも、自殺を止められなかった僕の
後悔も。
原因を探すんだ、考えろ、事実をならべて俯瞰しろ。
しかし、貝沼の脳を見るのはあまりに危険すぎる。
第九に戻り、徹夜で2日間の報告書を検討していた翌日、モニター室で物音がした。
扉を開けると、鈴木がいた。頭に銃を突きつけて。
やめろ! 自宅療養しろと命じたはずだぞ。 なぜここにいる?
おまえを撃てるわけないじゃないか。もうこれ以上だれも死なせはしない。
とにかく銃を置け。鈴木。
お願いだから止めてくれ。 やめろ、やめろ、やめろ~
ああ、なんて事だ。 よりにもよって、僕が 鈴木を....

そうか、青木。青木が見せてくれたとおり、すべては僕が原因なんだな。
あの時、貝沼さえ見逃さなければ、拘留して調べてさえいれば。
少年たちは死なないですんだ。
第九のメンバーも元気でいたはずだ。
なのに、なのに、なぜ原因である僕だけが生き残ってしまうんだ。
僕さえいなければ。 そうすれば皆、今でも生きて仕事をし、恋をし、遊び、未来を夢見ていられたのに。
すべては僕が奪ってしまった。
なのに、僕は今も生きている。 なぜ? なぜ生きているんだ?



「なぜだ!」
と目を開けた薪が目にしたものは、病室の天井と心配そうに覗き込む岡部の顔だった。
一瞬混乱した薪だが、すぐに記憶はよみがえった。 そうか、僕は死ななかったのか。
青木は? そうだ、怪我もなく無事だったな。 



貝沼の脳を見て自殺、っていうのがまだ腑に落ちないのですが、
すくなくとも第九の自殺騒ぎは、薪さんが手を打つ暇がないほど立て続けに起こったのかな、と。
青木さんが撃たれそうになったことで、「死者をださない」決意の経緯を思い出した、てな感じです。
解説が必要なSSなんて... 物語になってませんねぇ。

青木×薪のカップリングに今回萌えはないので、青木さんに人口呼吸の感想は聞いてません。
すいません。

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コメント

【 あけましておめでとうございます 】
すぎやまださま、おかえりなさいませ。

まだ、松のうちだったので…
あけましておめでとうございます。

続きだ~~~!!
お待ち申し上げておりました。
薪さんが助かって、本当によかったです!!!
後遺症もないのでしょうか? 大丈夫ですよね?!(と家族のように確認)

自分が生死の境を彷徨っているのに、すごく辛い思い出にうなされちゃう薪さん、かわいそう…

第九からもう死人は出さないという薪さん…素敵です。

しか~~し、こちらの薪さんには悪の華がお似合いになると思うのはわたくしだけでしょうか…?

薪さんを撃った憎いあんちくしょーの手に堕ちて、かつての部下と対峙することになったりしたら、すごく萌えます!! あ、変態ですか?すみません…

コーフンして変なことを書いてしまって、すみません……

続きも楽しみにお待ち申しております。

失礼致しました。
【 Re: あけましておめでとうございます 】
みちゅうさん、いらっしゃい。

>しか~~し、こちらの薪さんには悪の華がお似合いになると思うのはわたくしだけでしょうか…?
ふふふ、おぬしも悪だの~。
私でも思いもつかないような妄想に耽るとは~。
あのようなSSを書くみちゅうさんから、こんな提案があるとは~。

薪さんはおのれに忠実、かつ目標達成のためにはマキャベリズムを貫ぬける人です。
他人の痛みも分かるけど、それが障害となるならば バリバリと踏みつけて前へ進むことができるんです。
(と、私は思ってます)

薪さんは今は第九がすべてですが、目標が変われば.. 悪い薪さんもいいですねえ。
(ウットリ)

とりあえず薪さん、生きてます。
運動機能面での後遺症はないですが、しばらくは松葉杖の生活になると思いますよ。
不自由な日常生活では、岡部さんにいろいろ助けてもらって....あんなことや、こんなことや...
ああ、萌えてきました。

永遠の18才 みちゅうさんの健全な薪さん、とても好きです。
これからもどーぞ、よろしくお願いします。


【  】
すぎやまださま

記事が前後しましたが、こんにちは。
(別にいいや)

待ってました~。続き~。
もーいつ、病院連れってくれるのかと・・・。
あ、もう手術も終わって病室だったんですね。
出血多量の意識不明(だったかな)から眠りになり、だんだん覚醒していくなかで過去を夢に見る。
う~ん。
うならせてくれるじゃないですかっ。く~~~っ。

それで、
>と目を開けた薪が目にしたものは、病室の天井と心配そうに覗き込む岡部の顔だった。
 なぜ、岡部さん・・・? 青木はどこへ・・・?
 薪さんをほったらかしてえ!!!

まあでも、とにかく薪さんが目を覚まして一安心でございます。
なんだか、まだまだ終わらなそうになっちゃいましたね。
続き、がんばってください。
あ、青木はあの、ヘンなおやじのほうにかかってるのか。それは捜査一課の仕事では?(邪魔するなよ、単独行動するなよ)

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