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2次創作 「パラレルワールド γ.1」

もう、ごめんなさいとしか言いよう無いです。
自分はこういう話はほんとーに苦手で、ぎごちないったらありゃしない。読みにくいです。
(だったらUPしなきゃいいのに)

「パラレルワールド β」の鍵コメ様、しづさん以外は、スルーしてください。
あ、めぐみさんは絶対スルーを! 
(譲ってもUS帰ってから、にして下さい。せっかくの出張が台無しになります。)

ただ、山本さんでなければならない必然性は全くないので、名前を読み変えて楽しんでいただくのは可。


MRIの操作には多少慣れたとはいえ、捜査に不慣れな山本の進捗は、思うようには捗らない。
それを心配した薪が、見かねて自身で今日一日だけ山本の捜査をサポートすることにした。
「それは室長の仕事じゃありません」と言い張る岡部を、「おまえはまず自分の事を成せ」と退ける。

薪の手が空く時間が遅かった為か、日付も変わろうとしている深夜になってもその捜査は続いていた。
すでに他の室員は全員帰宅し、室内にはモニターに向かう山本と、その背後に立つ薪の2人しかいない。



「このように情報が一部欠損している場合は...」
山本の肩越しに、薪がモニターの一部を指差す。

「デバイスの左サイドボタンを..あ、右じゃない、左。」
デバイスを握っている山本の右手を、右肩越しに伸ばされた薪の右手が包み込む。

「左サイドボタンを押下して、補正ツールを選択する。これだ。
 そして、パラメータ入力のポップアップが出てきたら...。」
薪の右手は山本の右手と重なったまま、左肩越しに伸ばされた薪の左手が、モニター左側にあるテンキーの数字を押していく。

「精度を指定する。
 精度が高いと指数的に時間が掛るから、荒目で様子を見ながら上げていくといい。
 これでENTERを押してみろ。」
山本の左手がENTERキーを押すと、黒く欠けた部分が数秒後荒いモザイクに置き換わった。

「欠けた画を補完することも、出来るのですか!」
山本は感嘆の声を上げると、後ろの薪を振り返えろうとして仰天した。

座っている山本の後ろに立ち、抱くように両手をマシン上に伸ばしモニターを覗き込む薪の頭は、山本の顔の右真横にあった。
薪の柔らかい髪が、振り返えろうとした山本の鼻の頭をくすぐる。
モニターを見つめる真剣な横顔は、端正な人形に見まがうほどだが、時折する瞬きで辛うじて人と納得する。

「ああ、ただ前後の空間と時間を元にはじき出しているから、正しいとは限らないが、な。」
と問いに答えこちらを向いた薪の顔を、山本は至近距離からまともに正視する事になった。

何に感嘆していたのかも忘れ、”室長はこんなに綺麗な人だったのか?”、と山本は咄嗟に思った。
”白くすべらかな頬も艶めく唇も綺麗だが、何よりも長い睫毛の影から見返す色の薄い瞳に、まるで魂が吸い込まれるようだ..。”

「山本?」
訝しむ薪の声で、山本は呆けたように薪の顔を眺めていた自分に気がつき、あわてて視線をモニターに戻す。
”貴重な時間を割いていただいているのに、ぼんやりとするなんて。"



どぎまぎと目を背ける山本に構うことなく、薪は続ける。
「手掛かりを見逃さぬ様、モニターから目を離すな。犯人の特徴が現れるのが一瞬だけ、という事もある。たとえば..」

薪は山本の動揺する気配に、心中のほそく笑む思いであった。
”目力5割増しで見詰めてやったにしても、あれぐらいで呆けるとは。
 硬物そうな山本も、案外簡単に落ちそうだ。あまり簡単すぎるのも面白くないが...、まあ、いいか。
 直球で一気に事を運ぶべきだな、ここは。”

「止めろ! ほら、ここだ。襟からこの一瞬だけドッグタグが覗いているだろう。イニシャルとメーカ名も。」
薪は左手を山本の左肩に置き、右肩から覗き込むようにして右手でモニターを指差す。頬と頬は触れ合わんばかりの至近距離。
かすかに香る薪の体臭は不快ではなく、頬に感じる体温に、山本は顔を赤らめる。視線をモニターから外せない。

「顔が赤いぞ。熱でもあるのか?」
額に触れる感触に、山本はびくっと仰け反り薪の手から逃れる。動揺を指摘され、顔がますます赤くなった。
それを見た薪は、「もう遅い。これぐらいにしようか。」と言うなり、すっと身を起こし室長室へ歩き出した。
苦行とも思える状態から解放された山本は、ほうっと秘かに安堵のため息を吐く。



「そういえば」と薪が振り返る。
「先日、田木津市の捜査の時に、岡部に襟首掴まれてたな。悪かった。」
「...何故岡部さんの行動について、室長が謝罪する必要が?」
「あれはぼくが原因だから。岡部、お前に妬いたんだろう。」

「は? 妬いたっ..て..」
「山本、妬くという日本語の意味を、知らないのか?」
「もちろん、知っています! しかし、妬くというのは、通常男女間の嫉妬という感情に対し使う言葉です、が..」

「岡部はああ見えて、人の気持ちに機敏な奴だ。
 だから、ぼくの関心がお前にあることも察したんだろう。」
「は? 室長の関心が私に...」

「嫌か? 山本。」
薪はぽかんと口を開け座ったままの山本に近づくと、その椅子を回転させて、正面から見下ろす。

「ぼくが嫌か?」
膝の上に、跨ぐように向かい合うように腰を下ろす。

「こういう事は嫌か?」
黒ぶちメガネを、ゆっくりと外してやる。

「お前が嫌ならば、これはパワーハラスメントだな。」
両手で頬を挟み、ねっとりと口づけてやる。

「で、どうする? 続けるか?」
薪は自分で自身のネクタイを解き、シャツのボタンをすべて外した。
白い胸があらわになる。

「それとも、止めるか?」
小首を傾げて問いかけるが、山本は呆然としたまま応答がない。
薪はふっと溜息をつくと、肩を竦めた。
そのまま膝から降りようとする。

「!」
山本が無言のまま、いきなり薪を抱きすくめた。
そのまま胸にむしゃぶりつく。



”ふん、こんなに簡単に落ちるとはな。
 人の心は、如何様にも操作することが出来るもの、か。
 ましてや自分の心を偽るなど、至極簡単極まりなし、だな。”

自分を貪る山本を見下ろしながら、薪は秘かに冷たく笑い、巧妙に隠されて全てを見つめている澄んだレンズを一瞥する。
そして、ひと時の快楽に没頭するため、空を仰ぐと目を閉じた。

(続)



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コメント

【 おーるおっけーじゃないですか? 】
すぎさんたら、書いちゃったんですね!(爆)
うひゃー、さすがのしづもびっくりしましたよ~~!!

ええ、もうこの薪さんはこれで行きましょう。ある意味、無敵だと思います。
このまま突っ走っちゃってください。(笑)

>ましてや自分の心を偽るなど・・・・・

ちょっと、ここに引っかかりますが。
薪さんは、本当はどうしたいのかなあって。この薪さんは幸せなのかなあって。(なわけない)
この薪さんはこんなことを繰り返しながら、自分の誘惑に落ちない人が出てきてくれるのを、ずっと待ってるのかしら、なんて考えました。きっと、鈴木さんには効かなかったんだろうな、なんて。

てか、続くんですね?
じゃあ、岡部さんとの三角関係を期待してます。<こらああ!
シュラバランバ~~!
【  】
こんにちは、すぎやまださん。

私はやはり‥ヘンです。

萌え萌えです‥‥何故?!分かりません‥
いいんです、いいんです。その場の快楽に身をゆだねましょう!‥違いますか‥そうですか。

とにかく薪さん、おやじ転がしに益々磨きがかかって‥小悪魔というより‥
悪魔的‥でも、そういう薪さんが嫌いじゃない私がいるのです。
絶命するよりこちらのほうが‥まだ胸が痛くないですから(^_^;)

遊ばれてる?岡部さんと山本さんですが‥宇野さんはちがいますよね。
本気で宇野に対しては薪さん、癒しを求めている気がします‥
‥思いすごしですか?‥宇野さん贔屓なものですから(笑)

しかし…世の中そんなに甘いのかしら‥
いつか刺されるんじゃ‥

痛ーーーい、薪さんになっちゃう‥心配です(-_-;)

お邪魔いたしました。

あ…続ってなってましてね‥ふふふふふ‥すみません‥ふふっ


【 Re 】
■こんにちわ~ しづさん

> すぎさんたら、書いちゃったんですね!(爆)

はい、書いてしまいました。
でも、山本さんらしさが全然ないので、誰でもokだと思いますよ。

> ちょっと、ここに引っかかりますが。

お! さすがしづさん、鋭いですね。
でもほんとーに大した伏線ではなく、期待を裏切られて激怒する皆さんに、フルぼっこされる自分が目に浮かびます。
ああ、ごめんなさい、ごめんなさい!

> じゃあ、岡部さんとの三角関係を期待してます。<こらああ!
> シュラバランバ~~!

さ、三角関係! 35,6のおっさん同士で! あ、萌えちゃうかも。
シュラバランバ~ 


■どうもです~ ruruさん

>萌え萌えです‥‥何故?!分かりません‥

え? 萌え萌え... 山本さん×薪さんで萌え萌え...世も末だぁ。

続きはお願いですから、ぜったい期待しないでくださいね。
たぶんすこーんと、肩すかし。

こんな所で恐縮ですが、更新速度は絶対に気にしないでくださいね。
気にすると、返って書けなくなっちゃう気がするし。
私なんか、10日に1個しか書けないぞ! えっへん!! 
(と、開きなおって威張る)

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