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日記? 「大切な人へバトン + α」

みーちゃん、バトンありがとうございます。
でもあまり面白い答えもなく、言いたいところだけピックアップしちゃいます。

■ 誰から送られた?
■ 送り主の性格は?
■ 送り主は大切?

 「秘密のたまご」のみちゅうさん。

 もーのすごく恥ずかしがり屋で、なのにあんなに大胆な創作をするアンバランスさが、良い。
 あんなに細い体なのに、枯れることのない創造の泉と、深く広い知識をお持ちな所も、良い。
 
 一言で言うと、みーちゃん、愛してます~。

 お願い1:みーちゃんの描く「秘密」の世界のなんと深淵なことよ。
      切なく、恐ろしく、鋭く、希望に満ちて、そしてfunny!
      もうみーちゃんの世界に溺れております。
      どうぞこのまま、創作を続けて下さいね。

 お願い2:こちらこそ、こんなに趣味が合う方に出会えたのは、初めてです。
      ぜひぜひ、今度はしっぽりと粘菌と骨のお話をいたしましょうね!
     
■ 送る10人
 
 すみません。もうあらかた回ったような..
 読んでいただいている方に送りますので、ブログない方はここのコメ使ってください。
 

バトンが、すごーく短くなってしまった。バトンの代わりに、みーちゃんに青木さんのお話を一つ、捧げます。
しかしすごーく痛い青木さんなので、読まない方が良いかな~。
青木さんloverに..すみません、すみません、すみません、すみません。コメ不要ですから!
(捧げておきながら読むな、ってか! でも、こんなお話しか浮かばなかったんです~)      
     


ジリリリリリリリッ

目ざましの音が鳴り響き、俺はボタンをばしりと押し音を止めた。
が、腕を伸ばした格好のまま、また寝入ってしまったようだ。

はっと目をさました頃にはすでに遅し、時計は完全に遅刻な時間を指している。
「しまった!」と俺は跳び起きた。

昨日は俺の婚約祝いと、誘拐事件無事終了祝いを兼ねた飲み会だった。
第九解体を聞いたショックで泣きべそかいた俺に、「プライベート」な薪さんは付き合ってくれた。
俺の隣で、薪さんは黙って座っていてくれた。
大の大人が、と恥ずかしかったが、嬉しくもあった。
と同時に何も言わない薪さんに、第九解体は決定した事と諭されているようで、しんしんと降り積もる寂しさを感じていた。

だから帰宅しベットに入ってからも、寝がえりばかり打っていて。
おかげで寝過した俺は着替えもそこそこに、あわてて玄関を飛び出した。



セキュリティゲートを通過しようとすると、警報アラームが鳴り響く。
IDカードを求め、あわててポケットを探っている俺に、警備員が声を掛けた。

「あ、青木さん! また来たんですか! しょうがないなぁ。
 今第九に連絡して迎えに来てもらいますから、ちょっと待っててくださいね。」

IDカード忘れるはずはないんだが、と探っている間に迎えが来た。
ん? 俺の知らない顔だが..。とにかく早く第九に出勤しないと、薪さんに大目玉食らうぞ!

迎えにきた彼が、第九モニター室の認証端末にカードをかざす。
ドアが開くのも待ち遠しく、部屋に飛び込み薪さんを探した。
「薪さん、遅刻してすみません!」

「おーい、薪さーん。青木さんが来たぞー。」
俺の後から入った彼がそう呼び掛けると、モニターの向こうから薪さんがひょい、と顔を出した。

「薪さん!」 俺は薪さんに、走り寄った。




「青木さんって、九州管区第九分室の初代室長を務めた、あの青木さんですか?」
若い男が、青木を連れて戻ってきた男に尋ねた。
「ああ、おまえは初めてだな。青木さんに会うの。
 青木さんは、ここの初代室長で伝説の薪さんに劣らぬ業績を、九州で残した人だよ。」

「けれどもう退職してかなりたっているはずですし、なんといってもあの格好じゃ...」
と若い男の視線の先には、ブルーの縞模様のパジャマの上下に、下が極端に長くネクタイを締め、くたびれたグレーのジャケットを着た青木が座っている。

「ボケてるんだよ。
 この近所の息子さんに引き取られてから、年に数回はこうやって第九に来る。
 青木さんの頭の中では、ここは薪さんが室長をしている第九、なんだろうな。
 いつもああやって、まず薪さんを探すんだ。」

「へえ。しかし、ここって部外者入室禁止じゃないですか。なぜここへ連れてくるんです?」
「ここへ来たがって、警備室にとどめるのが大変なんだよ。
 ここで彼が相手をすれば、迎えが来るまで大人しく座っているだけだから。」
と、青木の前に座る小柄で優しげな男を、顎で示す。

「あいつ、よく青木さんの相手できますねぇ。」
「ああ、あいつは祖母さんっ子だったそうで、お年寄りの相手がうまい。
 それに青木さんは、いつもあいつを薪さんだと思っているから、あいつの言う事はよく聞くんだよ。」

「さて、息子さんに迎えに来てもらうよう連絡するか。」
と男は、短縮ダイヤル9をプッシュした。

電話を終え、受話器を置く。嬉しげに頷く青木を見て、男は誰に言うともなく呟いた。
「薪さんの下にいたここの時代が、青木さんにとって一番いいのかねぇ。
 華やかな業績を上げた九州分室の頃の方が、よっぽどいいと思うんだがなぁ。」



優しげな男は、青木に椅子を勧め自分も向かい合わせに座ると、1杯のお茶を差し出した。
「薪さん。ありがとうございます。」

「薪さん。」
「はい、何でしょう。」

「これから先も..
 ずっと薪さんと一緒に、仕事ができるんですよね?
 "ここ"で、"第九"で、"みなさん"と一緒に、仕事が出来るんですよね?」
「はい、そうですよ。
 青木さん、一緒に仕事しましょうね。」

「薪さん。」
「はい、何でしょう。」

「朝、必ず"第九"にいてくれますね。」
「はい、必ずここにいますよ。」

青木は安心したように、にっこりと微笑んだ。

(完)


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コメント

【 青木~~~~!!! 】
ああ、でも何か…ありそうな気がする(^^;
きっと青木が老後に一番懐かしく思うのって、薪さんとの日々だと思うんです。
呆けるかどうかは別として。

薪さんに間違えられる人、多少なりとも似ているのでしょうか…気になります(笑)
【  】
ある!これはありますねっ!
いや、ボケてなくても自然に足が向いちゃうとか、いるはずのない薪さんを探しちゃうとか。
人の中に残るものって、過ごした時間の長さじゃなくて、想いの深さと濃さなんでしょうね。

【 Re 】
■いらっしゃいませ~ めぐみさん

> きっと青木が老後に一番懐かしく思うのって、薪さんとの日々だと思うんです。

そうなんですよね、きっと。

> 薪さんに間違えられる人、多少なりとも似ているのでしょうか…気になります(笑)

うーん、薪さんから美しさと厳しさを拭い取った感じ、というイメージです。
きっと、あまり似てないと思いますよ。

■どうもです~ しづさん

お忙しいとこ、コメありがとうございます。

>人の中に残るものって、過ごした時間の長さじゃなくて、想いの深さと濃さなんでしょうね。

本当に、そう思いますね。
結局止めたんですが実は最後、雪子さん似の孫娘が第九に迎えに来るはずだったんです。
で、「先生」って呼びながら孫娘に手をひかれて帰る、と。

バズーカ砲で撃たれそうですが、青木さんは雪子さんと結婚して、幸せな家庭で、息子も孫も出来て。
そういう生活をするべき人だと、私は思ってるのかな~
あ、ごめんなさい、ごめんなさい!

でも、ボケて蘇るのは、薪さんの第九なんですよねぇ。
【 ありがとうございますっ!!そして今頃すみませんっ!! 】
すぎさん、こんにちは。

今頃すみませんっ!!!!ちょっとリアルが混んでいまして、ネ落ちしておりました。

改めまして……
バトン受け取って頂けてありがとうございました。 わたしもこちらの記事を拝見してこのバトンの恥ずかしさに気がつきました。  こんなおばかなわたくしに、ご厚情を掛けていただき、あまつ素敵なお話まで頂きまして、本当にありがとうございました。

わたし、人様からお話いただいたの、初めてです。 とってもうれしくて、それからこそばゆいものなのですね、ありがとうございました!!!


>「あ、青木さん! また来たんですか! しょうがないなぁ。」

ここでね、すぎさんのことだから(←すみませんっ!!でも嫌な意味でなく…)なにか事件があって、青木さんが精神疾患を患ってしまったのかとどきどきしましたが、
認知症でしたか、良かったです(←???)

わたしはこちらの青木さんはとても幸せだな、と思います。
結婚して、子どもも出来て、ボケたのに、施設にも入れず引き取ってもらえて……

夕方症候群の方が悲しいのは、行きたい場所に辿り着けないから、
なのに、この青木さんは、自分が夢見た第九にちゃんと着けて、「薪さん」にも会えて……
それはとてもとても幸せなことだと……
(それに~~~わたしの妄想では青木さんはこの年まで生きていないので)

そして…最後になりましたが、
わたしもすぎさん、愛してます~~~!!!
ロクでもないわたしの駄文にいつも優しいお言葉をありがとうございます!! いつも励まされています。

こんなどうしようもないわたくしですが、
どうかどうかお見限りなく、よろしくお願い致します!!!

バトン、ありがとうございました。

【 Re: ありがとうございますっ!!そして今頃すみませんっ!! 】
いらっしゃいませ~ みーちゃん

> 今頃すみませんっ!!!!ちょっとリアルが混んでいまして、ネ落ちしておりました。

いえいえ。わざわざレス頂き、ありがとうございます。

> わたし、人様からお話いただいたの、初めてです。 とってもうれしくて、それからこそばゆいものなのですね、ありがとうございました!!!

ああ、喜んでいただけて嬉しいです~。
みーちゃんにはマキニカリス最終回とか、狂ってる薪さんとか、とても素敵なお話頂いたのに、こんな変な青木さんですみません。

> 認知症でしたか、良かったです(←???)
> この青木さんは、自分が夢見た第九にちゃんと着けて、「薪さん」にも会えて……
> それはとてもとても幸せなことだと……
> (それに~~~わたしの妄想では青木さんはこの年まで生きていないので)

認知症が「良かった」ですか...
確かにこの青木さんは、戻りたい世界に戻ることが出来ましたね。

みーちゃんの妄想青木さんの今後、どんなんでしょう?

> わたしもすぎさん、愛してます~~~!!!

きゃー、ありがとうございます!
こちらこそ、そのうちみーちゃんに愛想尽かされそうで...こ、怖い!
【 はじめまして 】
K24と申します。

いつも遠目で(熱く)見つめているだけでしたが、思い切ってご挨拶に伺いました。

えと・・・この青木さん、「痛い」というより、とても幸せそうに見えます。
(的外れ・・?スミマセン)
いつまでも心に残る味わい深いお話でした。

あと・・・「貝沼1.2」のお話も・・・こっそり好きです・・・。

初コメなのにこんな事しか言えなくて申し訳ございません。
失礼致しました。
【 Re: はじめまして 】
おお、いらっしゃいませ~ K24さん。

いつもお名前拝見していますし、妖艶な薪さんは大好物です。
こちらこそ読み逃げてますが、お世話になっております~

> えと・・・この青木さん、「痛い」というより、とても幸せそうに見えます。

はい、青木さんは幸せだと思いますよ。とても、とても。

でも青木さんがたとえ幸せだと分かっていても、ボケるとこが老いても生き続けなければならない人への天から恵みだとしても、そんな姿を見守るのは痛みを伴う事だと思います。

> あと・・・「貝沼1.2」のお話も・・・こっそり好きです・・・

ああ、すごーく、すごーく嬉しいです!
1はともかく、2は本当に独りよがりのお話だと思っているので。
そう言っていただける方がいたとは! ありがとうございます。

どうぞ、またお越しくださいね~

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