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2次創作 「誘拐」

薪×岡部 ですが、薪さん、痛いです。
それでも読みたい方は、どうぞ。


「岡部さん。 あの~」
「なんだ。青木」
「室長がいないんですよ。居場所、ご存知ですか?」
「室長がいない?」
「そうなんですよ。ここ(研究所)から出たID記録はないんで、行きそうな所はすべて
 探したんですけどねえ」
「携帯へ連絡したか?」
「それが... 机に置きっぱなしなんです」

他でもない、第九の室長が所内で行方不明とあって、半日を待たずして 捜査一課 
特殊捜査班がただちに捜査を開始した。



捜査の結果、石丸大臣自殺事件にからむ 政党間の派閥争いが明らかになった。
また、真相を知る第九室長の脳が、派閥争いの切り札として取引材料になっていることも。
これらの情報が漏れていることから、科学警察研究所に内偵者がいるらしい。
研究所内から室長の誘拐も、手引きする者がいれば可能になる。

脳を取り出して保存するのは難しいため、室長が生存していることは確実らしい。
監禁されている工場も判明し、岡部と今井が救出部隊に同行した。
犯人がいる事務所奥の小部屋に、室長は捕らえられているようだ。



犯人逮捕は特殊捜査班に任せ、岡部は真っ先に奥の小部屋に飛び込むとソファに横たわる薪に
駆け寄る。
後に続いた今井が、ふと入り口近くのテーブル上にある物体に気づいた。

「HARRIS(ハリス)の注射液だと! まさか、それを室長に...」

HARRIS(ハリス)は今、若者の間で大流行している覚醒剤の一種だ。
セロハン状の濃度が低いものを経口摂取するのであれば、ほどほどの酩酊・多幸感が
2時間続くお手軽なドラッグである。
が、最近出回り始めた経静脈摂取する注射液は濃度が高く 外部刺激の阻害作用が
強くでるため、 外部からの反応に対する行動低下に陥る。
そのため、犯罪への使用例が急増している危険な薬だ。
一方 神経伝達物質の吸収を妨げるので、強烈な刺激を受けると それに反応した
記憶や感情などが倍増 しながら、脳内で無秩序に駆け巡ることになる。

「室長! 室長! 大丈夫ですか」
薪の肩をゆすりながら岡部は声をかけるが、薪の視線は岡部へ向かうことなく 
宙をさまよったままだ。
「岡部さん! 高濃度のHARRISを打たれたようです。 あまり刺激を与えない方が」

そのとき 逃げようとした犯人を威嚇したのであろうか、隣の部屋から銃声が響いた。


(銃声..... 鈴木? 鈴木.. 僕が殺した鈴木.... 僕が殺した鈴木.... )
(殺した.... 僕に見せるため死んだ貝沼....)
(貝沼.... 殺された.. 僕のために殺された37人の少年.. 僕に見せるために.... )
(僕のために.... 僕のせいで.... 僕のせいで.... )

いきなり自分に焦点が合った薪の目を見て、岡部は一瞬ほっとした。
その隙をついて わずかに見えていた岡部の銃を引き抜いた薪は、銃口を岡部に向けて
安全装置をはずす。

「し、室長.. お、岡部です。 岡部です。」
後さずりしながら、岡部は薪をなだめようと言葉を続ける。
「もう大丈夫です。 すべて終わりましたから.. 何も心配はありませんよ」

銃口を向けたまま、薪は立ち上がった。

(僕のせいで 僕のせいで 鈴木は、貝沼は、少年達は 死んだ。 僕のせいで)
(僕がいるから 僕の存在が 人をころす。 僕の存在が)


薪の頭の中で、言葉が響く。

岡部は自分に向けられた銃口が、徐々に薪自身の側頭部へ向かうのをただ見ていた。
止めなければ と気はあせるのだが、薪の緊迫した気配に押されて 動けない。


(僕の存在が 人を殺す。 僕は生きていてはいけない!)


薪が引き金を引く。

その時 岡部の横を走り抜けた今井が、薪の右手首をたたき上げた。
バーン。 乾いた音は天上へ向かい、手から離れた銃は床を滑っていく。
その銃を追いかけ 拾い上げようとする薪を、呪縛がとけた岡部が追いすがり 阻止する。
その拘束から自由になろうと 暴れる薪を、岡部は後ろから抱きつき 両手首を抑える。

理性なく もがく薪を抱きすくめながら、岡部が感じていたのは恐怖だった。
大切なものが、指の間からこぼれていくような。
「薪さん、大丈夫です。大丈夫ですよ、薪さん」
呪文のように繰り返しながら、これは薪の強さを信じようとする 自分に言い聞かせる
言葉でもあった。

(完)


確実に死ぬには、銃を咥えて脳幹を狙うのが一番だそうですが... 美しくないので却下しました。
なぜ誘拐場所が所内なのかというと、薪さんには「シャツだけど寝巻」での出演をお願いしたので。
通勤は1人ではなさそう、あとは職場しか考えつかなかったんです。

前半の設定の強引さと はしょり方は、あまりにひどいと自分でも思いますが、すみません。堪えてください。

とにかくぎごちないですねえ。 動きに必然性がないっていうか、わざとらしい、っていうか。
岡部さんなんか、1行書くたびにいちいち 「俺はどう動けばいいんだ」って頭抱えて振り向くし。
今井さんは、わざとらしく目をそらすし。
薪さんにたっては、「フン、下品」 って見下し視線ビームで私を打ち抜くし。
はい、分かってます。 センスないです。 
でも、あんまり攻めると... おいちゃん、「あんなこと」や 「こんなこと」 させちゃうぞ。

青木さんが(あまり)出てこないって? 
メロディ8,10月号で 岡部×薪 に転んだ私としては、たまには青木さん抜きで 岡部さんに薪さんとの蜜月を味わってもらいたかった。
岡部さんに次ぐNo3(らしい)の立場の割には、出番が少ない今井さんにも舞台を用意しました。
いつも薪さんの近くでうろうろしながら、かまってもらうのはお仕置きのときだけの今井さん。
ちゃんと薪さんを助けてくれましたね。

あ、ちなみに続きは(今のところ)ないです。 尻切れトンボです。 スマソ

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コメント

【 薪さんがイタイです 】
・・・シャレになんないです・・。
薪さん、やっぱりこう考えてますよね。

青木が見せた真実で、薪さんは自分が40人殺した、という罪の意識を持ったと思うんです。(えっと、37人プラス、部下2名プラス鈴木さんです)
それまでは、そうかもしれない、とは思ってたけど、やはりはっきり解ってしまったのはショックだったと思うんです。だからうちの薪さんは、いつまでもそのことを引きずり続けます・・・。

そのお話も、次の次くらいにUPします。これも岡部×薪ですよ(笑)
【 Re: 薪さんがイタイです 】
まいどです~

> 青木が見せた真実で、薪さんは自分が40人殺した、という罪の意識を持ったと思うんです。(えっと、37人プラス、部下2名プラス鈴木さんです)
> それまでは、そうかもしれない、とは思ってたけど、やはりはっきり解ってしまったのはショックだったと思うんです。だからうちの薪さんは、いつまでもそのことを引きずり続けます・・・。

そうですよね。
うちんとこの薪さんは、これ一色です。

> そのお話も、次の次くらいにUPします。これも岡部×薪ですよ(笑)

おお! もう涎が....早く、早く、早く、早く。

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